試験が近くなると、逃げ出したくなる。
自分がいとも不似合いな場所にいる気がして、
もっと…、草原の中とか、白い雲の下とか、風の吹き抜ける場所に
いたはずなのに、間違ったところに迷い込んだ気がして…。
自分の能力をすごく低く見積もってみる。
もっと素敵な自分は隠れてしまう。
自信なんてなくって、どんどん みんなに置いていかれる気がして…。
みんなそう思ってるのかな?
「みんな」はないかぁ。
でも、そう思っている人が片手の指の数ぐらいでも近くにいるなら、
元気出してもう一頑張りしてみてもいいかもしれない。
不甲斐ない記憶力との戦いであり、
孤独と劣等感との戦いである。
意外なほど劣等感を抱えて、それを隠して伸びてきたのだ。
まだ伸びなきゃならないんだ。
机の前におとなしく座っていることすら苦痛な本性が
叫び出しそうになって、うろうろ部屋の中を歩き回って…。
そんなもんだ。
試験は近いけれど、自分で飛び越えない限り
もう逃げ場所なんてないんだから♪
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